眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




────夜が、明けた。




結局一睡もできず、朝を迎えちゃった...


寝不足のせいで頭がガンガンする...



「顔洗うか...」



大きな欠伸をしてから、ベッドを這い出て洗面所へ行く。


鏡にはひどくやつれた俺が、


クマのできた充血気味の目でこっちを見ていた。


この顔はひどいな...



るーが心配しちゃ...









あぁ、今のるーは俺の事を心配なんかしないか。


だって頭の中アイツのことしか考えられないもんね...