カランカラン...


「ただいま」


「...」


「るーーーー!」


もふっ


るーとルナが入ってくるなり、俺はるーに駆け寄って抱きついた。




「るー!おかえり!」


「...」




るーは俺をチラリと虚ろな目で見たあと、


抱きついた俺を無言で押しのけて、


それぞれの部屋へと続く階段を登っていった。


その目は俺達をこれっぽっちも映してなかった...