眠たい王女様は夢うつつに現実をみる



いつもだと優しく始まるキスが、

今日は最初から荒々しくて、

私の口をこじ開けると琉羽の舌が入り込んでくる。



角度を変えて何度も何度もかぶりつくようなキス。




頭がくらくらしてきて、まともに考えることができない。


そして私の膝から、力ががくりと抜けた時、


琉羽がゆっくり私の唇を離す。



私の唇を堪能し尽くしたかのように


琉羽は自分の唇を舐める。




「琉衣、琉衣。僕の琉衣。








...愛してる。アイシテルんだ。



だから、お父さんとお母さんのように、



僕の前から消えないで...


僕にはもう、琉衣だけしかいないんだ...」




暗示をかけるような妖しいひかりを灯した琉羽の瞳に、





「...うん」















...私はただ呆然と頷くことしかできなかった。