キィ...
「!」
あの部屋の扉を開けると、
琉羽はベットに座り込んで、
ただひたすらにこっちを見ていた。
「...どこ行ってたの。琉衣」
私と視線を合わせて、すっと目を細める琉羽。
「の、喉乾いてて、水飲みに行ってた」
私が答えると、ベッドから立ちあがって
ゆっくりとこっちに向かってくる。
私の目の前まで来ると、ニタッと笑った。
「ダメだよぉ琉衣、琉衣は僕のモノなのに勝手に動いちゃァ
...また、僕の元から逃げるつもりだったでしょ?」
「違うよ、琉羽。逃げるつもりなんか...」
「逃げるつもり、だったでしょ?」
...琉羽の、目が、笑ってない。


