眠たい王女様は夢うつつに現実をみる



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「...ん...」




光の差さない部屋。


スマホの時計を見てみれば、朝はとっくにすぎていた。


私の隣からは、まだ琉羽のかすかな寝息が聞こえてくる。






...琉羽、疲れてる。


社長...だから、大変なんだろうな。



おばあ様にかわって、


多国籍企業として活躍しているこの大企業を、


まだ17歳で、本来なら私と一緒に


高校に通っていたはずの、琉羽がトップに君臨している。


世界中の支店をまわったりなんやかんやで、


忙しいなんてレベルじゃないはずなのに...







それでも可能な限り私と会ってくれる。









琉羽...