...は?




「なにボケーとしとんねん。はよ行こぉやー」



手首を掴まれて引き寄せられる。



え、私もなの...



「...イヤです」



赤羽くんはさっきの人と同じように、驚いたような顔をして



それから困ったように笑った。



「イヤです。て...
うーんしゃーないなー」



と言って掴んでいた手首を離すかと思っていたら



...お姫様...だっ...こ...?



を、された。



「じゃー行くでー。」




...もういいや。面倒臭い...








そして同時に眠気が襲ってきて、




私は夢の中へとトリップした(旅だった)のであった。