私がインターホンを押すと、 私の愛しい...愛しい人の 昔よりちょっとかすれて低くなった声が ゆっくりと私の心に響く。 ガチャ... 「...琉衣...久しぶり」 ニコッと微笑む彼は、 私と同じ髪色の、 私と同じ瞳の、 私と同じ顔をした、 愛しい、愛しい... 私の双子の弟。 「...琉羽!」 ...あぁ、会いたかった...