眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「...なに?」


振り向きざまに、私が反応すると、

1回苦しげに微笑むラウ。


「...」


なんとなく、重たい空気が流れはじめた。


そしてラウが重々しく口を開いた。


「...シエル、琉衣を5時までにもう1度、店に連れてきて」


「...なんで?」


真剣な表情になり、いつもの様に語尾をのばさないシエル。


「...呼び出し、あったんだ。琉衣達が帰ってくるちょっと前に」



シエルは目を見開いたあと、くしゃりと顔を歪めた。



「...アイツから、か」


「それ以外、誰がいるって言うのさ」