眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




そう言えば...


「...シエル、あいつらが煌月だって、なんで知ってたの?」


...私言ってない...


「え〜?俺ら煌月と一緒に闘ったことあるし〜」


顔くらいわかるよ〜とシエルがいう。


「...仕事で?」


「そ〜。...ってるー、忘れてたの〜?」


「...記憶にない」


「まぁるーはそーゆーのイチイチ覚えてなんかいられないか〜


俺らよりも仕事量多いし、大変だもんねぇ〜」


「...別に。記憶力がとぼしいだけ」


ふふっとシエルが微笑む。