「...そこまで、言うのならいいよ、俺達は月影さんを姫にする」



「うん。何があっても、琉衣ちゃんは守る」



「...せやな。俺は、俺でケジメつけなあかんとこもあるし」



今まで見えなかった決意という炎が、奏に宿った。



「...森堂さんと、月影さんは違う。きっと...いや、絶対、ね」