眠たい王女様は夢うつつに現実をみる






「るーに触んな!!!!!」


「ちょ、灰咲くん!?」


「シエル。やめて」



シエルの息は荒くなり、目が真っ黒に歪んでいた。


掴んでひねりあげられた天野くんの手首は、


シエルが強く掴みすぎて、赤紫を通り過ぎた色になっていた。


天野くんは、必死に我慢しているようだけど


痛みでうぅっと唸りながら、涙を零す。



......シエル...





「...天野...くん。巻き込んでごめんね」



「...え。...るい...ちゃ...?」










そろそろ、ヤバイから。










このままじゃ、シエルが危ない。