眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「それで?なに?それでるーを守りきれずに傷つけるの?


暴走族ってさー。なんで姫とかつくりたがるの?


ホントに大切な人なら、


危ない目に会うって確定してる姫なんかにしないよね?


馬鹿にしてるの?るーがそれで怪我でもしたり、誰かに襲われたりしたら


どうするつもり?そんなことがあったら...


遠慮なく君らを潰す。


てゆうか、まず姫なんかにさせないし...ねぇ?ホントいい加減にしようよ」



「...っ!」


「るーは、もう2度と傷つけないって決めてるんだよ。


...自分の力をおごってんじゃねぇよ」


「俺らが、月影さんを傷つけるとは限らないよ。ね?」



井浦くんの片手が


天野くんを掴んでいるシエルの手をほどこうとするように握り、


反対の手を私の肩に、ポンと置いた。




...その直後、私は確かにみた。


シエルの目に光が届いていなかったのを。