眠たい王女様は夢うつつに現実をみる








「...俺らは」



1人笑うシエルを横目にチラッと見たあと、


重々しく赤羽くんが口を動かした。



「...るいや...月影琉衣さんを、煌月の姫さんにしよ思うとったんや」


「...は?」


シエルの目がまた一気に険しくなる。


「...るーを、身ぃ狙われる立場にするつもりなわけ?」


守りきれもしないくせに、とシエルは続けた。


さらに強く天野くんの手首を握る。