眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「おい!悠紀を離せ!」


井浦くんが慌てたように、シエルの腕を掴む。


...さすがに、慌ててる時は口調が変わるか。



「...別にいいけど〜♪


...今後煌月はるーと関わらないって約束ね?」



「!なんで関わっちゃダメなの?!」


自由になろうともがきながら、天野くんが問う。



「...え?なんでって、当然じゃん。


るーを他の野郎から守るためだよ」



シエルはそこでニンマリと含み笑いをして言った。



「...クス特に、暴走族、とかからね?」



「「「「...!」」」」



煌月は、自分たちの立場を思い出したように、反応する。

そんな様子を見て、

さらに楽しそうにケラケラとシエルが笑う。


「あれー?核心突いちゃったー?クスクス」



「...シエル」



腹黒全開にして、笑うシエルに、


...天使の見た目の悪魔。


いつだったか琉羽が、シエルの事をそう呼んでたのをおもいだした。