眠たい王女様は夢うつつに現実をみる




「……俺?」


少し、目を見開きつつ、自分を指さす彼。


……何度も呼んだのに今更その反応……?


「……他にいる?」



「なんか用?」



「教えてもらいたい事があるのですが」



「...転校生か?」



「はい」



「何?校内の案内?」



「いえ...」