お礼なんていいよ、 たいしたことしてないし なんて言う水沼君に、 「本当に助かったから、 お礼させて欲しいのっ!」 と、スカートを握りしめながら 力強く言ったそんな姿が 可笑しかったのか、 くっくっくっと笑い、 「じゃあ、あそこのカフェで ごちそうして貰おうかな」 と答えてくれた。