もう!
こんなのでペースを乱されていたらダメだ!
とにかく無視をして、勉強を続ける!
それに限る!
「……」
「……」
静かな部屋に先生と私の息遣いだけが聞こえる。
集中しなきゃいけないのに…
静かにそこにいられるだけでも、気になってしまうもので。
同じ空間にいるだけなのに、なぜこんなにも心臓が騒がしくなるのか。
私にはどうしてもこの理由が分からない。
というか!
あんな風にキ…キスなんてされたら誰だってそうだ!
きっと私は彼を警戒をしているのよ!!
ってああぁぁ。
ダメだ。
また彼の事を考えているし。
やっぱり気が散るから出て行ってもらおう!
「あのっ…!」
そう彼に向き直ると、
「あ。」
「…え?」
先生が小さく声を溢した。
「ここ。間違えてる」
「!?」
“偏差値アップ!ハイレベル問題集”を解いていた私は、先生の指摘する所に目を落とすが…



