花織ちゃんは、去っていく川島君の背中を見詰めながら、不思議そうな顔でサラリと失礼な事を言ってのける。
さっきのバスの中での事を思い出す。
きっとアレは、私が問題集を物欲しそうにしていたから協力してくれたんだ。
少し悔しかったというのが本音だけれど…
優しくない人というわけでは、ないような気がする。
*
「翠ちゃん!同じ部屋で良かったねー!」
部屋に着くと、荷物の整理をしながら花織ちゃんが嬉しそうにそう言った。
そんな花織ちゃんに、私は照れながらも頷く。
部屋割りはクラス毎に振り分けられる事になった。
私達のクラスからの女子の参加は、私と花織ちゃんの2人だけ。
必然的に花織ちゃんと一緒の部屋になった私は、少しホッとしていた。
「翠ちゃん、15時までの自由時間どうする?私はちょっと館内探索でも行ってこようかと思うんだけど、翠ちゃんも一緒に行かない?」
「私はいいや。少し自習をしようと思う」
「そっか!じゃあ私行ってくるね!翠ちゃんもあまり根詰めないでね!」
「うん」
「行ってきます!」と言って手を振る花織ちゃんに小さく手を振って送り出す私。
さっきのバスの中での事を思い出す。
きっとアレは、私が問題集を物欲しそうにしていたから協力してくれたんだ。
少し悔しかったというのが本音だけれど…
優しくない人というわけでは、ないような気がする。
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「翠ちゃん!同じ部屋で良かったねー!」
部屋に着くと、荷物の整理をしながら花織ちゃんが嬉しそうにそう言った。
そんな花織ちゃんに、私は照れながらも頷く。
部屋割りはクラス毎に振り分けられる事になった。
私達のクラスからの女子の参加は、私と花織ちゃんの2人だけ。
必然的に花織ちゃんと一緒の部屋になった私は、少しホッとしていた。
「翠ちゃん、15時までの自由時間どうする?私はちょっと館内探索でも行ってこようかと思うんだけど、翠ちゃんも一緒に行かない?」
「私はいいや。少し自習をしようと思う」
「そっか!じゃあ私行ってくるね!翠ちゃんもあまり根詰めないでね!」
「うん」
「行ってきます!」と言って手を振る花織ちゃんに小さく手を振って送り出す私。



