先生。あなたはバカですか?


私だってそうだよ川島君。


川島君と一緒にいた時間は、優しくて温かくて、悲しい気持ちを忘れさせてくれた。


川島君の側にいると、いつだって穏やかな気持ちでいられた。


叶う事なら、川島君とずっとずっと友達でいたい。


とんでもなく都合のいい話なのは分かっているけれど…。


「川島君…。最後に1つだけ甘えちゃダメですか?」


私がそう言うと、いたずらっ子のように口角をあげる川島君。


「どうぞ?お姫様」


「ふふっ」


「ふっ」


川島君と顔を見合わせ同時に笑いが込み上げてくる。


「これからも、私の大切で大好きな友達でいてほしいです」


私がそう言うと川島君は。


「光栄です」


と言って、また笑った。







***


「生田さん!本当に本当にお疲れ様でした!!」


教育実習最後の授業を終え、英語科準備室に帰ってきた私を、森田先生がクラッカーを弾かせ迎えてくれた。


「ありがとうございます!で、でも、クラッカーは心臓に悪いです」


「あははは!だって、生田さん本当によく頑張ってくれたから、少しでも派手に祝ってあげたくて!」


森田先生は、「実は小さなケーキも用意してます!」と言って、冷蔵庫の方に向かった。


「私の教育担当の先生が、森田先生で良かったです。森田先生は、私にないものを沢山もっているから…凄く凄く勉強になりました」