先生。あなたはバカですか?

そんなバカな事をする人間は、世の中にどれくらいいるのかな…なんて。


そんな皆様方とおバカ同盟を結成したい勢いだ。


とは言いつつも、そう決断してしまえば意外とスッキリするもので。


「…ふ。もういっそ、どっかの山奥の寺に出家でもしよっかな……」


なんて、笑えてくるんだから、人間て本当生命力が強いなって思う。




図書室の窓に目をやれば、すっかり外は暗闇に包まれていた。


この時間の図書室にはさすがに生徒なんて一人も見当たらず。


「これから死ぬまで一人で生きていくわけですからね。おひとり様の楽しみ方ってやつを見付けなくちゃならないわけですよ」


というわけで、大量の本を借りて帰ろうって魂胆だ。


「あいにく、私は一人なんて慣れっこなんですよ」


バカみたいに独り言を言いながら、目当ての本に手を伸ばす。


が、届かない。


チッと舌打ちをする。



「こんなもん一つ取れなくて!おひとり様が!務まるかってんだ!!…ってうあっ!!」


無理矢理引き抜こうとしたのが運の尽き。


両隣の分厚い本が、私の顔目がけて降ってくる………と思ったのに。



あれ?


落ちてこない…?