先生。あなたはバカですか?

もしかしてと思って、何回裏切られてきたと思ってるんだ。


「生田さん?」


ほら。


川島君も心配してる。


いい加減にしないと。


こういうのもいい加減終わりにしないと。


私は一生前に進めないまま。


先生は……もうどこにもいないんだから。


「川島君…ごめんね。何でも…」


どうにか心を落ちつけて、“何でもない”と言おうとして川島君を見上げれば、川島君は驚いたように目を見開き、私の背後に視線を向けたまま固まっていた。



「川島く……


「キャー!!ガンちゃん後ろにいたの!?絶対今パンツ見たでしょー!?」


………え?


「うるせー。こんな風の強えー日に、んな短いのはいてるって時点で、見せる気満々なんだろうがお前ら」



………うそ。



「そんなつもりじゃありませんー!あーでも、ガンちゃんになら見せてもいいかもー」



うそだ。うそだうそだうそだ。



私はゆっくりと、声のする方へと顔をやった。



その視線の先には……



「先……生……」



紛れもなく、


この3年間ずっとずっと会いたかったあなたの姿。









***


「というわけで、英語科の教育担当は森田先生、数学科の教育担当は岩田先生でお願いします。実習生の二人は、何か分からない事があれば速やかにこの二人を頼ってくださいね」