「岩田先生は翠ちゃんのためだったかも知れないけど、私達も嬉しいんだ」
「…なぜ?」
「本来だったら私とたくちゃんは、絶対に一緒にはいられない日だからだよ」
ああ、そうか。と思った。
峰山先生は、岩田先生とは違ってとても慎重な人だから–––いや、岩田先生も本来そうあるべきなのだけど–––だからこそ、こんな恋人達のためにあるような日に一緒にいようとするはずがない。
そんなの、もし誰かに見られようものなら“私達は付き合っています!”と公言するようなものだし、惚けようにも無理がある。
「岩田先生の家でなら、たくちゃんも安心みたい。例え誰かに見つかったとしても、たくちゃんが岩田先生の家を出入りするのはおかしい事じゃないし、そこに私がいたとしても何かしら理由をつけることが出来るから」
そう言って、心から嬉しそうに笑う花織ちゃん。
「まさかクリスマスをたくちゃんと過ごせるなんて思わなかったから、ついテンションが上がっちゃった!」
つられて私も頬が上がる。
峰山先生がそれほどまでに慎重になっているのは、きっと花織ちゃんを守るためなんだ。
花織ちゃんもそれを分かっている。
「…なぜ?」
「本来だったら私とたくちゃんは、絶対に一緒にはいられない日だからだよ」
ああ、そうか。と思った。
峰山先生は、岩田先生とは違ってとても慎重な人だから–––いや、岩田先生も本来そうあるべきなのだけど–––だからこそ、こんな恋人達のためにあるような日に一緒にいようとするはずがない。
そんなの、もし誰かに見られようものなら“私達は付き合っています!”と公言するようなものだし、惚けようにも無理がある。
「岩田先生の家でなら、たくちゃんも安心みたい。例え誰かに見つかったとしても、たくちゃんが岩田先生の家を出入りするのはおかしい事じゃないし、そこに私がいたとしても何かしら理由をつけることが出来るから」
そう言って、心から嬉しそうに笑う花織ちゃん。
「まさかクリスマスをたくちゃんと過ごせるなんて思わなかったから、ついテンションが上がっちゃった!」
つられて私も頬が上がる。
峰山先生がそれほどまでに慎重になっているのは、きっと花織ちゃんを守るためなんだ。
花織ちゃんもそれを分かっている。



