先生。あなたはバカですか?




「メリークリスマーースッ!!!!」


パンッという破裂音と共に、先生の家の玄関から飛び出して来たのは。


「花織ちゃん…峰山先生…。こんな所で何をしているんですか……」


サンタのコスチュームに身を包み、ハイテンション極まりない花織ちゃんと峰山先生で。


クラッカーから飛び出してきた紙テープを頭に引っ掛けたまま、冷めた目を向けてそう聞く私に。


「何だよ生田ー!その温度差は!!今日はクリスマスイブだぞっ!」


「そうそう翠ちゃん!もっとテンション上げていこうよぉ!イエーイ!!」


とわけも分からないテンションで、2人はハイタッチまでし出す始末。


何だろう。


人生で体験したことのない居心地の悪さだわ。


それにしたって、何でこの2人が岩田先生の部屋に?


「お前ら人んちでイチャつくんじゃねーよ!邪魔だ!どけ!このゴミ片付けろ!」


「イエーイ!翔太イエーイ!」


「拓人鬱陶しい。追い出すぞコラ」


「岩田せんせーい!準備はたくちゃんと終わらせておきましたよ!」


「……お前ら開放感に満ち溢れてるのな」


岩田先生は無駄に絡みつく峰山先生をあしらいながら引き連れ、さっさとリビングへと行ってしまう。


「ちょ…まっ…」