先生。あなたはバカですか?

「家にいるよ。お、お母さん…あの…。岩田先生の家に泊まる事を許可したって…嘘だよね?」


『したけど。それがどうかした?』


えぇ!?


そんな!お母さんシレッと!!


「な…なんでっ…!心配じゃないの!?」


『何でって…。…クリスマスに一人で家にいられる方がずっと心配だわ』


「……え?」


それってどういう事…?


聞き間違いかと思い、そう聞き返そうとすれば。


『とにかく、節度さえ守ってくれれば私は構わないって言っているの。ついでに勉強でも見てもらいなさい。家の戸締りだけはきちんとしていくのよ。それだけ伝えたかっただけだから。じゃあね』


「え!?ちょ…っ!お母さん!?」


通話が途切れ、私は耳にスマホを当てたまま放心状態。


「お母さんは…絶対に反対すると思ったのに……」


なんてこった。と青ざめていれば。


「知恵さんが言ってたぞ」


「…ちょ。何人の母親を名前呼びしてるんですか……」


「あ?あぁ。まぁ、あれから何度か連絡とってるしな」


「……え」


嘘でしょ…?

そんなの、全然知らなかった……。


それに…。


「お母さんが、何を言っていたっていうんですか?」


恐る恐るそう問えば、先生はふと目を細めて。