先生。あなたはバカですか?


「先生!何であんな事を言ったんですか!?きっと川島君、私達の関係を確信してしまいましたよ!?」


そう問いかけても、先生からの返事は返ってこない。


私の言葉など無視をして、私の腕を引いたままひたすら廊下を歩き続ける。


その間も私は、廊下で他の生徒とすれ違ったらこの状況をどう思われるのだろうかとか、他の先生に出くわしてしまうんじゃないかとか、そんな事まで気にしなくてはならなくて……。

それと同時に先生がなぜあんな事を言ったのか、そんな疑問まで頭をぐるぐるしていて、もうどうにかなってしまいそうだ。


それなのに先生は私の気も知らないで、またこうやって感情のままに動く。


何を考えているんだか、さっぱり分からない。


無視を決め込むこの態度にも段々と腹が立ってきて……。


「あーーーもう!!止まってくださいっ!!!!」


そう声を荒げると、ようやく先生の足が止まった。


「一体何を考えているんですか!?何でいつもそう浅はかなんですか!?もし……もし誰かにこの事が知られたりしたら、あなたは教師ではいられなくなるんですよ!?何でもっと慎重にならないんですか!!まるで、死に急いでるみた……」


「“何で何で”うるさい」