先生。あなたはバカですか?



怪訝な顔で睨んでくる先生に、


睨み合い上等!


と言わんばかりに、私も睨み返す。



「入りたくありません。離してください。不潔です。」


「はあぁぁー!?」



先生は、心底意味が訳が分からないという顔を向けてくる。



意味が分からないのは、こっちなんですがね!



「俺のどこが不潔だよ!?毎日風呂入ってるし、しっかり歯は磨いて、下着だって毎日…」


「そういうことじゃありません。」



私がピシャリそう言うと、じゃあなんだよ?と首を大きく傾けるこのおバカ教師。


バカにしてるのかこの男……。


その仕草が、更に私の怒りという炎に酸素を送り込む。



「行いが不潔だと言っているんです。あなたも、さっきの女生徒も」


私は思い切り軽蔑した眼差しで彼を睨みつける。


「なぜ、学校という学び舎であんな穢らわしい行為に走れるのか。私には全くもって理解出来ません。仮にも教師と生徒ですよ?恥を知りなさい!」


一気にそう言い終えると、キョトンとした先生の様子が目に飛び込んでくる。



「お前って…何かばあちゃんみたいだな…」


「ばっ…!?」


「説教くさくて、古臭い。花のJK失格」


「……」


「見た目はJK。中身はBBA…ぷっ」