先生。あなたはバカですか?


「だって、“あぁ、これが好きって事なのかも”って思った途端に一カ月も会えなくなったのよ?気持ちを確かめるしまもなかった」


それに久々に見たあの人は、1ヶ月もの間私と会えなかったというのに、いたっていつも通り女子達をはべらかしていて…。


きっと私と会えない1ヶ月なんて、大した事ではなかったんでしょ?


私ばかりヤキモキしていて、馬鹿みたいだ。


「ふふっ。じゃあ、これから確かめてみればいいんじゃないかな?意外と答えは直ぐに見つかるかもしれないよ?」


花織ちゃんは、未来でも見えるのだろうか?


まるで確信しているかのような口ぶりでそう言う。


私は自分の事だというのに、全く先が見えやしないのに。



「あ!そうそう!翠ちゃんコレ!」


「何?」


花織ちゃんは私の手の中に小さく折った紙を握らせた。


「私の連絡先だよ。まだ交換してなかったなって思ってね。

あのね、私実はちょっと嬉しいの。大好きな翠ちゃんが、私と同じように先生との恋を始めようとしてる。なんだかまるで、同志にでも巡り合ったみたいでね」


花織ちゃんは、クスッと笑ってみせる。