「ハァ…。ご、ごめんね!翠ちゃん大丈夫??」
「ゼーハー…ゼーハー……。き、気にしないで。運動不足なだけだから…」
膝に手をつき、右手を上げてそう言うが…。
この息の上がりよう…。
勉強ばかりして運動一つしていない自分を、今初めて呪ってやりたいと思った。
いや、そんな事はさておき…だ。
「花織ちゃん。もしかして何か知ってるの?」
「ギクッ!」
ギクッて…。
なんて分かりやすいんだ…。
花織ちゃんは、散々目を泳がせたあげく、ようやく観念したのか、眉を八の字にしてゆっくりと口を開いた。
「ご、ごめんね。峰山先生から聞いたのっ。翠ちゃんと…その…岩田先生が実は…コレだって…」
花織ちゃんは、両手を使ってゆっくりとハートマークを形作る。
や……やっぱりっ!
「い、いいいい一体何で、みみみみ峰山先生が……!?!?」
「岩田先生から直接聞いたみたい」
「なっ……!」
あんの不良教師ぃぃぃぃぃ!!!!
今、もし目の前にちゃぶ台が用意されていたら、危うくひっくり返していたところだ。



