先生。あなたはバカですか?

今、必死に勉強をして入ろうとしている学校だって、決して自分の意思ではない。


お母さんが望む大学だ。


前にお母さんが言っていた事がある。


この大学は昔、お父さんが受験に失敗した大学だと。


お母さんは私に、お父さんとの違いを求めているんだ。


いや、はたまたお父さんへの当て付けなのかも…。



私は、大きな溜息を一つつく。



前までは、よかった。


私はこの理不尽なものに気付いていなかったから。


それが当たり前だと思っていたから。



だけどあの人と出逢って、新しい世界を知った。


自分で考え、感じ、行動しなければ何も得られないことを知った。


ただ一本道を逸れずに歩いているだけでは、道の脇に咲いている綺麗な花に、手を伸ばす事すら叶わないんだ。



今では、お母さんの言葉にも、言われるがままの自分にも腹が立つ。



私は、本当にこのままでいいのかと、


疑問に思えてきてしまう。






***



「おはよー!久しぶりー!」


「あれー?焼けたんじゃなーい?」