「お前、そんなトコでつっ立って何してんだ?」
「…あ…いや…」
さすがにこんな時間に1人で外に出ていました。
なんて言えず。
昼間の事もあってか、目を合わすのも気まずくて…
「これからお風呂に行こうとしていました」
そう言って目を逸らし、しかめっ面のままお風呂セットを先生に見せた。
が、
「……へぇ。」
そこからは、パラパラと大量の砂が落ちてくる。
さっき砂浜で尻もちをついた時に入ったものだろう。
開け放たれた玄関のドアからは、虚しく風が入り込んで来て、そのドアを見た先生は完全に何かを悟った様子。
「へぇ…そう。ふーん。風呂にねぇ。へーえ。」
じとっとした目で私を見てくる先生。
ぐぬぬぬぬ…
これは間違いなく、外に出た事がバレている。
この人の事だからきっと、こんな時間に外を出歩いた事を凄く嫌味な言い方で説教してくるに違いない。
そう諦めかけて肩を落とすが、一向に説教が始まる様子はなくて…
……あれ?



