先生。あなたはバカですか?


え?


ちょっと待って?


抱き合うって事は、つまり…?



パニックというのは、きっとこういう事を言うのだろう。


上手く頭の中の整理がつけられず、思考回路がぐるぐる回ったり、行ったり来たりを繰り返している。



昨日の夜に言っていた、花織ちゃんの好きな相手って…


峰山先生だったって事?


という事は…花織ちゃんは峰山先生と…


付き合ってる……?




ショックだった。


あの真面目で爽やかな峰山先生が、生徒に手を出していたなんて…。


そして、まさか花織ちゃんが、そんな道を逸れた事をする人だったなんて。




無意識にジリッと足が一歩後ろに下がる。



早く、この場から立ち去らなくては…。



その時、ふくらはぎの辺りにむず痒さを感じてなんだろう?とそこに目を落とすと…


「!?!?」


そこには、何か得体の知れないモノが蠢いていて、ゾッと背筋が凍る。



これは……



そう。フナムシが私の足を上っていたのだ。



「ぎゃあああああぁぁぁぁ!!!!!」