「何もない。というか、先生なんかと何があるっていうの?」
「…うん…。そうだよね。でも翠ちゃん、岩田先生といなくなった後から様子が変だから…。
何かまるで、勉強に集中して何かを考えないようにしているみたい」
「……っ!」
香織ちゃんはこういう時、やっぱり頭の良い子なんだと実感させられる。
恐るべき洞察力だ。
本当は、直ぐにでもさっきの出来事を香織ちゃんに話してしまいたい。
だけど、私自身も整理しきれていない感情を誰かに話すなんて出来るはずがなくて…。
「本当に大丈夫。香織ちゃん先に行ってきて」
嘘っぽくならないように気を付けながら、笑顔を張り付けてそう言った。
香織ちゃんは、納得のいっていない様子だったけれど、それ以上は何も聞かず、
「分かった。勉強もほどほどにね」
そう眉を下げて微笑むと、部屋を出て行った。
「ごめんね…。香織ちゃん…」
今は、どうしても一人になりたい。
何も考えられないくらい勉強に集中して、今日あったことなんて忘れてしまいたい。–––––
「…うん…。そうだよね。でも翠ちゃん、岩田先生といなくなった後から様子が変だから…。
何かまるで、勉強に集中して何かを考えないようにしているみたい」
「……っ!」
香織ちゃんはこういう時、やっぱり頭の良い子なんだと実感させられる。
恐るべき洞察力だ。
本当は、直ぐにでもさっきの出来事を香織ちゃんに話してしまいたい。
だけど、私自身も整理しきれていない感情を誰かに話すなんて出来るはずがなくて…。
「本当に大丈夫。香織ちゃん先に行ってきて」
嘘っぽくならないように気を付けながら、笑顔を張り付けてそう言った。
香織ちゃんは、納得のいっていない様子だったけれど、それ以上は何も聞かず、
「分かった。勉強もほどほどにね」
そう眉を下げて微笑むと、部屋を出て行った。
「ごめんね…。香織ちゃん…」
今は、どうしても一人になりたい。
何も考えられないくらい勉強に集中して、今日あったことなんて忘れてしまいたい。–––––



