「岩田…先生?」
解かれた視界に映るのは、なぜか凄く不機嫌な様子の岩田先生と、無表情のまま彼を見る川島君の姿。
わけが分からず、二人を交互に見ていると、
「翠ちゃーーーーんっ!」
手を振りながらこちらに駆けてくる花織ちゃんと、それを追う峰山先生の姿。
何でみんな集まって来ているのっ!?
「翠ちゃん心配したんだからーーーっ!!」
と言いながら、私に飛びついて来る花織ちゃんに勢い良く押し倒されて、私は砂に深く埋もれた。
不良教師め…。
今受け止めようとはせず、よけやがったな…。
「もうっ!急に走っていなくなっちゃうから、先生達と探したんだよー!?」
「芝関…。生田さん砂に埋もれてるけど、それいいの?」
「わぁ!ごめん!」と言って私の上から退く花織ちゃん。
川島君が手を差し伸べてくれると…
「キャッ!!」
その間に割り込んで来た、岩田先生が私の脇に手を差し込んで抱き起こす。
砂を払ってくれるのはいいのだけど、どことなくそれも乱暴で、冷たい表情をしていて…。
一体何なわけ!?



