先生。あなたはバカですか?

前から気になっていたんだけど、この2人は何でこんなに仲がいいの?


同じ数学科教師だからかしら…。


「岩田先生の好きな人ってどんな人なんですかー?」


花織ちゃんは、興味津々と言わんばかりに不良教師に向けて目をランランとさせている。



か、花織ちゃん!


なんて余計な事を!!!


「んー。根暗でバカ真面目でばあちゃんみたいなヤツかな」


「ぶっ。何それ!翔太そういうのが好みだったんだ?」



「……。」


私の脳内では、今手に持っている箸を真っ二つに折った自分がいる。


実際にそんな事をするわけではないけれど、それほどこの男に腹が立ったという事。



悪かったわね!!!!


根暗でバカ真面目で、どこぞのおばあちゃんみたいでね!!!!



「でも、可愛いよ。

意外に素直なとこあるし、押しに弱いのか、直ぐ赤くなるし。そそるじゃん。そいうの」


そう言ってニヤリとした意地悪な顔を私に向けてくる不良教師。


……このっ……!


一方私は、先生の言ったように赤くなってきているのが分かって、それを隠そうと必死に茶碗蒸しを口の中にかき込んだ。


もうヤダ!


早くこの場を立ち去りたいっ!



「その茶碗蒸し美味いよな」


「…は?」