先生。あなたはバカですか?


はぁぁぁぁぁ!?!?


先生は、心底呆れた顔で私を見てくる。



今の話のどこに、バカな要素があったっていうの!?


そんな私の形相に気付いているのかいないのか、


「いーから早くコレ解き直せよ」


と上から物を言ってくる不良教師。



少しでも教師らしいと思った私が馬鹿だった!



怒りのままペンを動かしていると、


「ちげぇ。そもそもそこの考え方自体が間違ってる。ここはこの式の方で…こうだ」

「……!」


私のペンを持つ手を取り、そのまま正しい式に直される。


手!


手!



あれ?でも…



「…なるほど」



「分かったか?お前は難しく考え過ぎ」


「じゃあ、ここは…––––––」





––––––


––––



「そろそろ時間だぞ。生田スイ」


「え」


もうそんな時間!?



問題集に没頭していた私は、すっかり時間の事など忘れていた。


時刻は、14時50分を回っている。


「あーぁ。結局、自由時間まで教師しちまったよ。あータバコ吸いてぇ」


先生は、大きく伸びをしながら椅子から立ち上がる。