恋してもいいですか?




「さ!いこ!」

「だね!」


栞とサリナは仲良しのようで。
私はその二人についていく。

会話だって私がわからない内容。
ここにいない方がいいのかな…なんて思った。


少し公園の裏道を通り
人気がない公園に着き
栞は悪魔の言葉を囁く。



「葵ってうざいわ」

「え?」

「可愛いとか思ってるわけ?」

「そんなことないよ…」

「ヘラヘラしてきもいんだけど!」


そこには私の知る栞はいなかった。