恋してもいいですか?






ある日栞に

「葵ちゃん、今日暇だったりする?」

甘ったるい香水を漂わせて私のところにきた。
多分、うーちゃんがいないこの授業の合間に
狙ってきたのかもしれない。


「今日?うん!いいよ〜」

「本当?」

「うん!」

「じゃぁ帰りに下駄箱にいるね」

「おっけい〜」



はめられたのにここで行かなければよかったんだ。