私は腕と足と背中の傷を知られる訳にはいかない。 私は傷だらけ。 そう、あの日から_______ 「………ちゃ…ん」 「……………」 「葵ちゃん??」 「へ??」 「葵ちゃん仕事終わったよ?」 「あ、はい!」 利樹さんは早くも仕事が終わったようで 私の隣にいる。 「お疲れさまです!」 「ありがとう、葵ちゃん教室はいいの?」 「いいんです!」 「そう?」 「はい!」 そう、今日は戻れない、いやもどりたくない。