「葵ちゃん、おじさんと付き合ってくれる?」

本当はこわい。
拒否られるのが
自意識過剰かもしれない
高校生がこんなおじさん見るなんて。
ましてや告白なんてしてるんだから。


「利樹さんはおじさんじゃないもん〜」

「泣かないの〜笑」

「だってぇ…」

「葵ちゃん答えはゆっくりでいいからね。」

「利樹さん私、答えででます。」

「葵ちゃん?」

俺は正直断られると思ったから
答えは聞きたくなかった。
ただの逃げだよな。



そう思ったのもつかの間
俺の前には大好きな葵ちゃんがいて
俺にもどかしいキスをして
また俺を喜ばせた。

「利樹さんが大好きです、おねがいします。」

「あ…あ…」

「利樹さん??」

「葵ちゃんよろしくね!」


「はい!!!」

「葵ちゃんなんかあったらすぐ電話して。」

「はい!」


「あした学校でね!」

「待ってます!」



明日からまた仕事頑張ろう。

利樹 side 終