「そんで、お前の悩みはなんだ?」
「はい?」
「お前、見てたらわかるわ。」
「そうっすかね?」
「うん」
そう言いながらなおさんとゲームをする俺。
仕事はもう午前中に終わった。
進めたいけどこれ以上進むと彼女に会う口実がなくなる。
だからしない。
「お前にしてはゆっくり仕事すんな?」
「そうですかね?」
さっきから同じ返事しかできてない。
「同じ返事」
見抜いたのかな
「そういやお前」
喋る前に喋る。
こうなると止まらない。
「お気に入りの金髪の子来ないじゃん」
「は??」
「ってお前…ゲームオーバーやないか!!!?!」
「え??」
空耳だったのかな



