「あの…」
「なんですか?」
「…あーちゃん今日学校にいません。」
「あ、君、莉央ちゃんだっけ?」
俺に話しかけてくれるのは限られている。
「はい!」
「サボりか」
「今までサボりなんてなかったんですけどね?」
「ふーん」
そんな愛想がない返事しかできない、
俺は彼女に恋してると思わせられる…
「あの」
「なに?」
「ひとつお願いしてもいいですか?」
「ん?」
「殺気抑えてもらっていいですか??」
「は??」
「殺気がすごいです」
俺は昔から
殺気はすごい。
自分で言うのもあれだけど
殺気はコントロールはできないよ??



