少しでもいい
寂しいって思ってくれただろうか。
「おねぇちゃん?」
「なに?」
「宿題教えて!」
「うんいいよ、どこ?」
「ここなんだけどね」
「うん」
私はもともと机に向かうのは好きだった為
外で遊ぶことも滅多になく
それといって遊ぶまでいく仲がいい友達もいなかったから
よくおじいちゃんと机で勉強をしてた。
おじいちゃんはクロスワードをしてる。
勉強は友達。
自分が知らないことが書いてあって楽しい。
「あら、美雨、おねぇちゃんと勉強?」
「うん!!」
「よかったね」
そう懐かしい声がした。
そう
母親の声
「葵、おかえり。」
「………ただいま」
「午前中はありがとうね、美雨のこと」
「…………別に」
背中を向けたまま答える。



