ソシャゲをしながらも
緊張が走った。

俺は震える手でゲームをすすめる。
なかなかコンボが決まらない。
こんなんじゃ動揺しまくりじゃんか。
いつ来るかわからない少女を
思いゲームしてた。

そんな矢先に

君が現れたんだ。

今は授業のはず。
やけに回りは騒がしい
さすがヤンキー養成校。
あの頃と変わらない。


「あ、あの!!!」

顔を真っ赤にして
あの綺麗な金髪に
耳にはピアスをたくさんして
昨日より短いスカートに
昔流行ったルーズソックスに
パーカーのあの君が声をかけてきた。


だから、俺はゲームをするふりをした。
ゲームはしてたけど
なんだかやる気がない。

そわそわして仕方ない。

そんな中
目線を感じてふと見ると
可愛らしい君が睨んでる。

なんで睨まれてるのか検討がつかない。

俺なんかしたっけ?