正直、俺は
s高校へ向かう足取りは軽かった。

もしかしたら幻覚だったんじゃないかな。
そんな不安が俺を襲った。
でも
そんな簡単な問題じゃない。


s高校は
地元でも有名な不良高校。
別名ヤクザ養成校。

それなりにヤンキーがあつまる。
もし、彼女が本当に入学したなら不安ものだ。

だけど
あの外見で制服をちゃんと着る彼女も可愛らしい。


既に俺の頭は彼女でいっぱいだった。

会社からは車で10分の場所にある。


ちなみに俺の母校でもある。


コンコンッ

「失礼します。」

「えっと、どなたですか?」

「今日からお世話になる○○会社です。」

「ああ!お願いします!なにか注意とかあります?」

「作業中は離れててもらいたいですね。」

「各担任には伝えますね!」

「お願いします。」


この時にはおれはソワソワしてた。
彼女に会ったらどうしよう。
俺は普通を装えるだろうか。


そんな事ばかり考えながら職員室をあとにした。




俺は少し床の状態をみてから
得意のソシャゲをはじめた。



そして
少しして、彼女と目が合った。


彼女には目逸らされたけど
もう一度みてくれた。

笑って君を見た。

少ししたら君は教室へいってしまった。