早くも話し掛けて4週間が経っていた。


もう、みんなすっかり床やさんがいるのが
当たり前になっていた。

あの床やさんに話しかけてるのは私しかいなかった。



「葵〜!」

「莉央ちゃん!」

「久しぶり〜話したかったけど葵忙しそうだったから!」

「そんな事ないよー?」

「そう?毎日床やさんと話してるよね〜?」

「うん。」

バレていた。
最近では、あまり気にしてないけど
噂がたっているのを莉央が教えてくれた。

「ひどいよね!みんな」

「そう?どうでもいいよ」

「葵、今日も話すの?」

「そーだよん」