ある意味彼に会うために学校に通った。


休み時間はもっぱら彼のところにいた。


「ねーねー」

「何だよ」

「ゲーム楽しい?」

「楽しいよ、お前ゲームしないの?」

はじめて私の事聞かれた気がした。


「音ゲーならするかな?」

「へー、楽しい?」

「うん!楽しいよ?」

「ゲーセンとかで、するの?音ゲー。」

「たまに駅前のゲーセンいるよ!」

「へー。」


たわいもない話しが幸せだった。



私も彼に聞かれたのはうれしかったし
彼のことも知りたくて…。