正直買われた理由なんてどうでも良かった。 この際優しい人でも悪い人でもよかった。 そんな中彼だけは違った。 「買ったのは本当だけど葵ちゃんと友達になりたいんだ。」 「え??」 「おじさんじゃダメかな?」 「いや、あの…なんでですか?」 「んー葵ちゃん娘みたいだし?笑」 「娘ですか?」 「俺、子供がいないんだ。」 「…………」 「いつでも連絡して。」 「はい。」