走る君に恋しました。


「はーっ、ギリギリ、、」

あれから超特急で準備をして慌てて乗り込んだ電車の中で零れるため息

ほんと間に合って良かったー

毎日明日こそは早く起きようって思うのに、結局いつもこんな感じでギリギリになってしまう

一人地味に落ち込んでいると

「葵ちゃんー隣空いてるよー」

笑をこらえる声が横から聞こえた

「さっちゃん、おはよー!」

挨拶もそこそこに隣の席に腰を下ろす

まだ六月とはいえ、雨だのなんだのの影響で蒸し暑いから、冷房が聞いてる車内はまるで天国のようだ。