目を見開くわたしに、伏せ目の昴の瞳と視線がぶつかる。


なんだか瞳の奥は、笑っているような気がした。


わたしは今度も抵抗しなかった。


いや、受け入れたというのがいいのかもしれない。


ねぇ、昴。


わたしも一緒だよ。


とてつもなく、怖いんだ。


始まってしまうのは。


…終わってしまうのは。