狂愛なる幼馴染

「え…わたしは全然。母にはキッチンに立つなって言われたぐらい」


この間も家に誰もいなくて昴が来てくれたとき、手伝おうとしたら怒られたもんな…。


「ふっ!…あははっ!やば…嘉藤サン普通そんなこと言う!?おもしろっ」


確か早瀬くん…?がすんごい爆笑してるけど、笑うトコあった?


みんなは微妙な顔してるし…。


やば…まずったわ。


変に悪目立ちしたらいけない。


「あ!そうだっ。席替えしませんか?」


愛結が明るく手を叩いて言った。


「あ、いーね。そうしよ!」